【池袋駅~川越市駅】東上線全線開通100周年記念リアルスタンプラリーと沿線保存鉄道寄り道旅1 |








































































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バスまつり2025その2としてバス撮影会・祭り系統について書きました。良ければ見ていってくださいね。 鉄道の日関連イベントラッシュも中盤戦、来週の3連休は全ての日にイベントがあり、その全てに行く予定ですので、体力つくりをしないと持たないですねー ※ヤフーオークションやメルカリにて当ブログの一部記述を引用したと見られる路線図が出品されていますが「当ブログの出品者ではありませんし、当ブログ・当方とは一切関係ありません」 カテゴリ
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2025年 10月 26日
![]() もう10月ですが… 夏休みスタンプラリーシリーズもいよいよ最終章?、最後を飾るのは「東武東上線全通100周年記念リアルスタンプラリー」です。1925年7月10日に小川町~寄居間が延伸、これをもって現在の東上線が完成しました。これを記念したスタンプラリーが今回の企画です。こちらは夏休み恒例企画ではなく、この100周年記念と夏休み期間がかぶったため、スタンプラリーも夏休み期間に開催される運びとなりました。 東武東上線、元は東上鉄道という私鉄でした。本来は「東上」とは「東」京と「上」州(現在の群馬県辺り)を結ぶという意味で、東京から群馬県の渋川、更に新潟県の長岡までの延伸を計画していました。東上鉄道は資金面などで東武鉄道を創設した「根津財閥」と深く関わりがあったため、大正時代の1920年に東武鉄道と東上鉄道は合併、現在の「東武鉄道東上本線」となりました。 東上線は「東武鉄道から作ったものではない」というプライドを持っていたためか、近年まで東武鉄道の本線系統とは別の「東上業務部」という部署があり、車両などは本線系統と同じ車両ながら、現場部門やイベント・広報紙・独自のロゴマーク制定など「東上線独自」のものが存在しており、こういった「同じ会社ながら少し違う」という点は趣味的に面白いものでした。 近年は現場部門ともに東武本線系統と一括管理されるようになり、一時期ほど「東上線らしさ」も消えつつありますが、そんな少し変わった東武東上線のスタンプラリーに参加しました。実はこのスタンプラリーの存在を8月の下旬まで知らなくて、たまたま立ち寄った池袋でこのスタンプラリーの存在を知ることになりました。 今回はスタンプラリーと一緒に、最近は高齢になった1日乗車券をフルに利用した沿線にある保存車両を巡る旅も兼ねています。 概要 ![]() 開催期間:2025年7月10日~8月31日 最近はスマホ上で開催される「デジタルスタンプラリー」も増えましたので、あえて「リアル」と付けているんですね。 東急や相鉄などと違い鉄道駅のスタンプラリー6駅のみですので、攻略自体はそこまで難しくなく1日あれば終わります。 スタンプ設置駅は以下の通り 池袋・下板橋・川越・川越市・坂戸・小川町 池袋駅(TJ-01) ![]() 東上線の始発駅はここ池袋 「不思議な不思議な池袋、東は西武で西、東武」というカメラ屋の歌にもある通り、「東」武東上線池袋駅のメイン駅舎は池袋駅の「西」口にあります。 ![]() かつて東上線で独自に使われていたロゴにも「池袋から」という始発駅を主張する文字が入っていました。(画像は大昔私がトレースして作った出来損ないですので、池袋からの書体が本物と違いますが参考程度に…) ![]() 上階は駅直結の東武百貨店本店「東武池袋」が入居しています。開店は1962年、後に隣接していた東横百貨店池袋店が譲渡され、その後も売り場を拡張し現在の姿になっています。池袋のデパートといえば?と聞かれると「イケセイ」の愛称もある対岸東口の「西武百貨店池袋本店」を思い浮かべる方も多いと思います。西武百貨店に比べるとやや地味な感は否めない東武池袋本店ですが、どっこい売上や集客力もそこそこあり、堅実な百貨店として池袋西口の顔となっています。 ![]() スタンプ台のある池袋駅南改札からスタートします。 ![]() 今回のスタンプラリーで使用が推奨され、お供になる「東上線1日フリー乗車券」ですが、なんと「自動券売機で買えません」でした。大抵の私鉄各社では自動券売機で1日券は購入できるのですが、まさかの有人窓口発券オンリーと東武クオリティを感じてしまいます。価格も「1500円」と若干高めの価格設定に見えますが、池袋~寄居の往復乗車で1840円、スタンプ設置最北駅である池袋~小川町の往復乗車で1660円と単純往復で元が取れますので、そこそこお買い得ではあります。 ![]() ターミナル駅らしい頭端式3面3線のホーム構造、一番左端から5・4番線と3・2番線、右端がホーム1面の1番線となっています。1番線の右側にはJR池袋駅のホームがあり、山手線ホームからも当線のホームを見ることが出来ます。 ![]() 東上線池袋駅の駅名標は昔から他駅には無い特徴的なものが使われ、昔の国鉄駅のような駅名のみが書かれ、次駅の案内などがありません。 ![]() こちらが昭和から平成中期くらいまで設置されていた東上線池袋駅の駅名標で、矢印はあるものの次駅の案内がありません。(画像は当方が昔作成したもので、出来はあまり良くないですが参考程度に) それでは東上線に乗車して、スタンプラリーの開始です。次駅のスタンプを取りにまずは普通列車でゆっくりと向かいます。 下板橋駅(TJ-03) ![]() 列車は池袋駅から2つ目の、下板橋駅に到着しました。大きくカーブしたホームになっています。写真の30000系は、かつて本線系統で半蔵門線・東急線直通用としてデビューしましたが、後継の50050系の登場により東上線へ全車が転属し、現在は東上線の主力車両として活躍している車両です。 ![]() 普通しか止まらない駅です。東武の駅名標は本線も東上線も同様、駅の所在地が駅名標に書かれているのが良いですよね。 ![]() 後述しますが元々下板橋駅はもう少し大山寄りにありましたが、1935年現在の位置に移転してきました。現在は三角屋根のこじんまりした地上駅舎が建っています。かつては再開発によって、駅周辺が大きく変わる計画もありました。2008年に現在の駅舎を移転し、日本大学と共同で駅舎に大学病院を設置する計画などがありました。が、計画はいつの間にやら立ち消えとなり、駅移転計画は幻に終わりました。 ![]() 駅すぐには踏切もあります。板橋区内の東上線区間は殆どが地上線を走り、踏切も多く朝夕ラッシュ時は開かずの踏切となってしまうようです。 ![]() 東上線スタンプラリーのスタンプ台です。やはり東急のように各駅の装飾というのはなく、相鉄と同じ様にスタンプラリーの告知チラシが貼ってあるだけの簡素なものです。また同100周年記念に作られた、東上線車両の正面顔が象られたアクリルチャームのガチャガチャマシンが、スタンプ台の近くに必ず併設されています。 ![]() 今回のスタンプラリーにおけるスタンプ設置駅ですが、この下板橋駅以外は優等の停まる大きな駅なのに当駅のスタンプ設置は若干場違い感があると思いますがとんでもない!ここ下板橋駅は「東上鉄道発祥の地」と言うべき大事な駅なのです。 東上鉄道は起点駅を現在の大塚駅辺りとし、国に対し建設の申請をしていました。私設鉄道を建設するにあたっては当時の法律「私設鉄道法」という法律がありました。しかし、当時行政側からの横槍が入りこの下板橋駅から以南の建設許可を得ることが出来ず、以北のみが認められる結果になります。そのため現在の「池袋~下板橋間」については「軽便鉄道法」という地方私鉄の路線活性化を促すために制定された、私設鉄道法よりも緩い法律に基づき申請、これによってなんとか下板橋駅以南の区間を建設することが出来たのです。 こういった抜け道のようなやり方は他の私鉄でも事例があり、鉄道法での建設許可が降りなかったので、軌道法に基づき路面電車として申請し、建設許可を得るという方法で乗り切った会社もあります。(阪急や阪神の前身など) このため東上線の起点を表す「0キロポスト」は池袋駅ではなく、この下板橋駅にあります。尚、前述の通り下板橋駅は1935年に現在地に移転して炒め、0キロポストを駅ホームなどから拝むことができません。当時の下板橋駅があった場所に現在車両留置線が設置されており、0キロポストはその留置線付近に設置されています。また、留置線内には「東上鉄道の地」という記念碑が立っているそうです。 先程スタンプ台に装飾などがないと書きましたが、この下板橋駅のスタンプ台にのみ「0キロポスト」を模した手作りオブジェが飾られていました。オブジェには「下板橋駅起点 0キロポスト」と書かれています。 ![]() と、ここ下板橋駅で東武クオリティその2を見てしまいます。 なんと下板橋駅(と川越駅)のスタンプの文字が間違っていて下「板」橋ではなく、下「坂」橋になっていたとのこと、川越駅に関しては、川越の「越」の字の走部の右側が「成」の時になっていたそうで、それぞれ誤字がありすぐにスタンプを交換・訂正したそうです。スタンプ6駅中2駅で誤字をやらかすというのはなかなかの打率… ![]() きっ気を取り直して次の駅へ向かいましょう。 ![]() 下板橋駅を出てすぐに見えてくるのが「下板橋電留線」前述した0キロポストが設置されている場所で、下板橋駅は元々この場所にありました。駅の移転後のこの場所、東武がまだ貨物を扱っていた時代には貨物駅としての機能もあったそうです。 写真は2010年3月森林公園公開を記念して走った、50090型使用の池袋発会場行きイベント列車が下板橋電留線に入線した時の写真です。イベント列車ならではのファンサービス扱いでしたが、定期列車を先に行かせるための処置だったようです。 ![]() 列車は上板橋駅に到着し、後続の急行列車の通過待ちのためしばらく停車、通過する急行と乗車中の普通の2ショット写真を撮影します。急行通過後に再び普通に乗車、次の目的地で降車しました。 成増駅(TJ-10) ![]() 列車は成増駅に到着しました。スタンプ設置駅ではありませんが、もう1つの旅の目的「保存車両巡り」のために当駅で下車します。 ![]() 東上線内最後の東京都にある駅であり、この先の和光市駅から埼玉県に入ります。 ![]() ホームは地上にありますが、駅舎は橋上駅舎になっています。駅構内には直結の商業施設「EQUiA成増」が併設されています。急行停車駅でもあるため、旅客需要もそこそこあります。平日のデータイムには、池袋駅から当駅までの折り返し普通列車が毎時4~5本運転されています。 ![]() 写真の駅南口近くには地下鉄有楽町線・副都心線の「地下鉄成増駅」もあり、前駅地下鉄赤塚駅から和光市駅までは、この地下鉄線とほぼ並行する形で路線があります。完全並行路線のためか、乗り換え案内などはされません。 ![]() バスターミナルや駅直結の複合商業施設「ACT」などが建っている北口と違い、南口側は小さい商店街が続いています。とってもお店の名前にインパクトのある「成増ダイナマイト酒場グレート」なんとなくプロレスラーっぽい名前の店名ですよね…ちょっと気になって写真撮ってしまいました。 ![]() さらに商店街を進み、国道254号線通称「川越街道」へ出ます。 ![]() しばらく歩くと東京都板橋区から、埼玉県和光市の県境にやってきました。これより先が埼玉県です。埼玉県川では県のキャラクター「コバトン」が「ようこそ」と歓迎してくれるのですが、逆の東京都側には何の看板もありません。 ![]() 県境には「白子川」という新河岸川系の川で、主に東京都練馬区・埼玉県和光市・東京都板橋区を流れる川があり、この県境にある橋は「新東埼橋」という名前で、これは東京埼玉の橋という名前のまんまの意味みたいです。 ![]() 県道68号練馬川口線・桃手通りと呼ばれる一般道とが交わる5差路「和光陸橋」まで来ました。ここでもコバトンと「ようこそ 埼玉県へ」の歓迎の文字が書かれています。川越街道とはここで別れて細い桃手通りを歩いていきます。 ![]() 成増駅から歩くこと約25分、目的地である「和光第四小学校」に到着しました。目的はこちらに保存されている蒸気機関車「C12 85機」でした。 昭和9年に製造され国府津機関区などで活躍、晩年は大宮工場の入換機として使われていました。その後は工場の片隅で放置されていたのを同小学校のPTAが誘致し、こちらに保存されているとのことです。とは言っても、こちらへ置かれてからも安住の地とは言えず、あまり整備もされなかったため荒廃していたようでした。近年はちょくちょく整備されており、和光市の景観重要建造物第2号にも指定されているそうですが… ![]() 事前情報だと機関車の周りが広場になっていて、敷地内に入って撮影もできるという話でしたが、2025年8月現在はご覧の通り…夏休みだったせいもあるのか門の前は閉じられていて、公道沿いからしか見ることしか出来ません。また、草が生い茂っていてあまり整備されていない様子です。 ![]() 塗装剥がれや錆もだいぶ目立っていて、状態はあまり良いとは言えません。和光市のホームページを見ると「ふるさと納税」を活用した機関車再生プロジェクトなんてのが何件か出てくるのですが、左記PDFは2024年のものですが、2025年の募集ではその時84万円しか集まらなかったようで、引き続き資金を募集していることから反応も芳しくない様子です。 ![]() ちなみにこの場所、最寄りに「諏訪原住宅」というバス停があり、成増駅からのバスがガンガン通っているので、通常はバスを利用したほうが良いです。私はウォーキングを兼ねて徒歩で「県境超え」がしたかっただけなので…写真の様にと西と東の武バスがガンガンやってきますので、お好きな方をどうぞ(笑) 和光市駅(TJ-11) ![]() 成増駅へ戻るのもアレなので、細い裏道経由で浅久保通り・農協通りを通って歩くこと30分、和光市駅までやってきました。 ![]() 大きな駅舎の和光市駅、駅ビルとして2020年にオープンした「EQUiA PREMIE和光」が、上階には「和光市東武ホテル」が入居しています。駅名の通り駅前は和光市の中心部で、和光市役所をはじめ公共施設の最寄りとなっている他、本田技研や理化学研究所の研究施設や、陸上自衛隊朝霞駐屯地と言った軍施設もあります。 ![]() 駅前には大きな広場もあり、スーパーなどの商業施設も多く立ち並んでいます。 ![]() また、東京地下鉄有楽町線・副都心線の始発駅で、東京地下鉄として最西端に位置し同社唯一の「埼玉県内にある駅」でもあります。東武と東京地下鉄の共同使用駅で、駅改札は東武が管理しており改札なども同一箇所のものが使われています。 ![]() 有楽町線・副都心線の始発駅でもありますので、当駅発着の列車も多くあります。多くの直通運転ネットワークを築いている両線、2023年から東横線・副都心線との直通運転を開始した相鉄の車両も当駅まで乗り入れます。 和光市駅の近くには東京地下鉄「和光検車区」があり、折り返しの待機や、有楽町・副都心線の検査などが行われています。 ![]() 検車区内で折り返し運用を待つ列車たち、途中の小竹向原駅で分かれていく西武線の車両も、運用精算のため和光市駅へ顔を出すことも多く、この様に和光検車区に留まる姿を見ることが出来ます。 ![]() 駅のホームへ上がると、ちょうど東急の特別塗装列車「Shibuya Hikarie号」がいました。残念ながら向かう方向とは逆の元町・中華街行きでしたので見るだけでしたが… ![]() ホームは2面4線の構造で、内側2線は有楽町・副都心線直通列車・当駅発着の列車が使用し、外側2線が池袋方面から発着の東上線が使用します。駅名標も外側2線のものは東上線内の駅名しか書かれていませんが… ![]() 内側2線の駅名標には東上線・有楽町線・副都心線の駅ナンバリングと、上り方面のラインカラーと次駅が地下鉄線のものになっており、外線側の駅名標に比べると賑やかです。 ![]() 和光市駅から乗車した普通列車は志木止まり、志木駅で次に来る川越市行きの普通列車は、この志木駅で急行川越市行きとの待ち合わせのため、さらに列車を待ちます。 ![]() 埼玉県和光市から埼玉県新座市に入りました。和光市駅~志木駅間は東上線唯一の複々線区間となっており、当駅止まりの列車も多いです。 川越駅(TJ-21) ![]() 志木駅で急行森林公園行きに乗り換えた後、列車は次のスタンプ設置駅「川越駅」に到着しました。 ![]() 「小江戸川越」などで最近は観光客も多い場所ですが、昔から東武東上線・JR川越線・西武新宿線と多くの鉄道が乗り入れている街でもあります。正確には東武とJRが同じ「川越駅」西武のみ少し離れた場所に「本川越駅」があります。新宿といいなぜか毎度西武は毎回少し離れたところに駅があるんですよね。 東武の隣にはJR川越線のホームがあるので、隣にはりんかい線の70-000系が見えますね。 ![]() JR川越駅側から見た、東上線のホームです。東上線のホームのほうが若干長いですね。 ![]() 川越駅のスタンプ台です。他駅と変わらずガチャガチャも設置されています。 ![]() 東上線川越駅の改札です。小江戸に因んでなのか「川越駅」の文字に勘亭流みたいな書体が使われています。 ![]() JRと東武で同じ駅舎を共有している川越駅、すぐ隣にJR川越線の改札があります。 ![]() 列車のイラスト付きで親切な案内もあります。 ![]() こちらがJR川越駅の改札です。川越線の他、一部列車は埼京線・りんかい線方面まで直通運転しているため利便性も高いです。 ![]() 東武線の改札と違いJRの改札は小江戸感があまりありませんが、指定席券売機の窓口に暖簾がかかっていて江戸感が出ています。 ![]() こちらは東武側の改札に近い「東口」です。駅ビルとして「EQUiA川越」が併設されています。 ![]() 橋上駅舎となっていて、自由通路を挟んで東武・JRそれぞれの改札があります。 ![]() 駅庫内の地面に描かれている「少し浮いている夜に見える案内」です。こちらも江戸っぽい書体が使われていますね。 ![]() JR側の改札に近い「西口」で、こちらはJR東日本系の駅ビル「ルミネ川越店」が入居しています。 ![]() 川越駅東口から大通りを一本隔てたところには、商店街「クレアモール」があります。本川越駅方面に向けて全長1.2kmも続く長い商店街で様々な店舗が軒を連ねています。埼玉のローカル百貨店「丸広百貨店」などもこのクレアモール沿いにあります。 ![]() とんこつラーメンでインバウンドに人気のある「一蘭」もクレアモール内に近々オープンだそうです。昔はちょくちょく食べに行ってたんですが、インバウンド向けに値段爆上げしてから食べに行ってないですね。 ![]() クレアモールの途中から左折して細い道を行くと、西武新宿線の終着駅である「本川越駅」に到着します。東武・JR川越駅からだと徒歩15分ほどかかります。駅には西武グループの商業施設「西武本川越ぺぺ」や「川越プリンスホテル」が併設されています。が、西武本川越ぺぺについては2026年1月で閉館が決まっており、跡地については未定とのこと。 駅前にはタクシープールやバスのりばがあり、東武・JR川越駅方面からこちらを経由したバスの発着もあります。 ![]() 駅前に変わった塗装のバスが信号待ちしているのを見かけましたので、逆光ですが1枚撮影します。 帰宅後に調べると、東武バスウエスト川越営業事務所5359号車で、2024年12月に登場した東武バス90周年を記念復刻塗装車でした。1960年代の貸切バスの塗装を再現しているのだそう。前面上部には昔のバスなどに取り付けられていた、夜間にバスが来たことを知らせる灯(マーカーランプ)が並んでおり、最新型のバスとのミスマッチ且つレトロな感じが強調されています。 ![]() 変わって本川越駅の改札です。本川越駅には「時の鐘と蔵のまち」という副名称が付けられています。 ![]() 2面3線のホームを持つ、頭端式となっています。両端のみ10両編成対応ホームで一般列車が使用、特急列車「小江戸号」は真ん中の線路を使用します。 ![]() 江戸時代川越藩の城下町として栄えた川越、現在は「小江戸川越」として多くの観光客が訪れる観光地になっています。江戸時代火災などを防ぐために建てられた耐火建築である「蔵造り」の町並みが広がり、江戸時代の風情を残すため、電柱などのインフラ設備をすべて地中へ埋められたすっきりした町並みが作られ、川越観光のメインストリートになっています。 ![]() そんな小江戸川越のシンボルがこちらの「時の鐘」です。鐘つき堂とも言われ、江戸時代からある「鐘楼」(今で言う時計台のようなもの)です。特定の時刻になると鐘をついて、皆に知らせる役割を持っていました。現在でもその役割は継承され、午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回時報として鐘がつかれます。 と言っても現在建てられているのは江戸時代当初からのものではなく明治時代に作られた4代目で、何度も火災に遭ってしまい焼失してしまったとのこと。 これら小江戸川越の観光エリアは、東武・JR川越駅よりこちらの本川越駅の方が近いのです。 ※時間の都合上観光が出来ませんでしたので写真は今回のものではなく、だいぶ前に訪れた時のものです。 ![]() ![]() 下を走る西武新宿線は、本川越駅から次駅南大塚駅の途中にある脇田信号所間は単線となっており、線路は1本でやりくりしています。 ![]() データイムに1時間に1本、西武新宿~本川越間に特急「小江戸号」が走ります。池袋線では既に引退したニューレッドアロー号がまだ見られますが、こちらも新型車両への置き換えが確定しているようで、そろそろ見納めとなりそうです。 ![]() 踏切を渡って道路沿いを歩いていくと、まもなく川越市駅に到着しますが、駅の手前には東上線の運転士・車掌さんの所属する「川越乗務管区」の建物を見ることが出来ます。 ![]() 三角屋根が特徴的な駅舎の、川越市駅に到着しました。現在川越市の商業中心部は東武・JR「川越駅」となっていますが、かつてはこの辺りが川越市街地の中心部でした。開業時の川越市駅は「川越町駅」川越駅は「川越西駅」という駅名でした。その名残から現在でも東上線大半の区間列車は、川越駅ではなくこの川越市駅までのものが多いのです。 1940年国鉄川越線川越駅が開業し、乗換駅となり徐々にその利便性が高まったことから、川越市駅から現在の川越駅近辺が商業地として栄えるようになり、現在の川越駅と地位が逆転したのだそうです。と言っても、観光エリアや本川越駅へは乗り換えなどは、川越駅よりも当駅を利用したほうが近いため、観光駅としての地位はまだまだ失っていないようで、駅利用者数も依然としてそこそこあります。 ![]() 川越市駅のスタンプ台です。他駅と同じくガチャガチャも設置されています。 ![]() 今回はここ川越市駅まで、次回はこちらの川越市駅からスタンプラリーの終点小川町駅までご紹介します。道中では沿線の保存車両を見つつ旅は続きます。
by icoca0701
| 2025-10-26 00:00
| 鉄道ネタ
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